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謹賀新年




 明けましておめでとうございます。


 昨年は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。


 「ひと☆輝き☆通信」1月1日号「先人に学ぶ不屈の精神」をお送りいたします。




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先人に学ぶ不屈の精神




 江戸時代、伊勢・白子(しろこ)の沖船頭・大黒屋光太夫は、白子浦から廻船で江戸へ向かう途中、激しい風波によって漂流し、ロシア領に漂着する。そのロシアで飢えと寒さに耐えながら、当時の首都ぺテルブルクで皇帝エカチェリーナ2世に謁見。直接、帰国を願い、それが受け入れられる。漂流から10年後、光太夫は奇跡的に日本に帰り、幕府の日露交渉など通訳で活躍する。

 光太夫の波乱万丈の物語は小説や映画にもなり、よく知られている。光太夫と一緒に乗っていた船員の多くが漂流中に亡くなり、あるいは極寒のロシアで病没しているが、彼は「異国の地で死んでなるものか。何としてでも日本に帰る」という強い意思を持ち、不屈の精神と誠実な人柄で苦難を乗り越える。しかもロシア語を必死で勉強し、自分のものにしている。逆境にありながら使命を忘れず努力を怠らない先人の生き方に感動する。
     
 白子は、三重県の中でも温暖な地域。昔は京都や大阪から伊勢神宮に入る「さんぐう道」がつくられ、名残は今も見られる。白子港からは反物(絹物、木綿など)や米が江戸に送られていたが、今は往時を偲ぶしかないほど静かだ…。
 
 白子は伊勢型紙の産地。江戸時代、紀州藩の保護奨励のもと型紙商人が江戸をはじめ全国の紺屋に型紙を販売し、飛躍的に発展する。型紙商人の活躍もさることながら、精緻な型を彫る優秀な職人も大いに活躍したことが当時の文献などからうかがえる。
 
 型紙職人の存在がクローズアップされるのは、人間国宝制度が定まった1955年(昭和30)の頃。初代人間国宝には工芸部門18人、芸能部門12人、計30人が選ばれ、工芸部門18人のうち型紙職人は6人選ばれている(錐彫りの六谷梅軒、道具彫りの中村勇二郎、中島秀吉、突き彫りの南部芳松、縞彫りの児玉博、糸入れの城の口みえさん)。
      
 型紙職人は中学校を卒業するとすぐ親方の元で修業し、早く1人前になるよう技を磨いた。職人は15歳前後からその道のプロ(多くは父親)に技を仕込まれるのが普通で、型紙職人も同じ。朝から晩まで1日黙って型紙を彫り続ける職人は、忍耐が求められる。白子は廻船問屋や型紙商人が活躍していただけに裕福な町だったことが想像できるが、しかも伊勢神宮につながる街道町ということから土地柄も良かったのではないか。だからこそ光太夫のような人物が育ったのかもしれない…。

 今、業界は先が見えない、打つ手が見つからないという声が聞かれる。こういった時は先人の生き方や智恵を学ぶことが大事ではないか。2012年、今年1年不屈の精神で乗り切りましょう。



2月21日(火)京都で勉強会を開催


 幸せプロダクションは2月21日(火)、2012年初めての勉強会&懇親会を京都市東山区の「祇園359」で開催します(講演開始の時間は午後6時20分から)。

 講師は、三重県松阪市の専門店「八幡屋」社長・別所孝雄氏です。別所氏は、松阪市や呉服店組合などが推進する「松阪厄まいり『宝恵駕篭道中行列』」の実行委員会をつとめるとともに松阪木綿の復興に力を注いでいる方です。

 女性の厄年(19歳、33歳、61歳)ときものとの関係、厄まいりと宝恵駕篭道中行列、そして市の地場産業「松阪木綿」の現状と昨年からスタートしたレンタルについて話をしていただく予定です。会費は1万円〈コース料理&フリードリンク付)。お申し込みは、西本携帯(070-5436-6518)までお願いいたします。

グローバルコアーー「守護地蔵 小さな祈り」発売



 グローバル・コア(京都、平澤潔社長)は、京都の工芸念珠を製造・販売しているが、このほど「守護地蔵 小さな祈り」を発売した。
 
 同社は、念珠に込められた日本人の心を伝えようと各地の小売店を通じて消費者にその意味や歴史などを語り「先祖供養のこともあり念珠に関心を持っていただければ」としている。価格は4万5000円~40万円前後。売れ筋価格は15万円。
 
「守護地蔵 小さな祈り」は、消費者の大切なものを守るお地蔵さん(京鋳物工芸品)。「例えば、へその緒、ペットの遺骨などをお地蔵さまが守ってくれます」。問い合わせは、075―706―7355。


西陣田中伝ーーサマージャケットが京都府知事賞

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 西陣田中伝(京都、田中慎一社長)が創作した帯地のサマージャケットが社団法人京都デザイン協会主催の「京都デザイン賞2011」京都府知事賞を受賞した。

 同社は黒共帯をはじめ、おしゃれ帯、帯地バッグ、ジャケットなどを製作しているが、今回の受賞作は西陣織の夏帯地をジェケット用に織り上げ、イタリアンテーストのサマージャケットに仕立てたもの。絹100%の絽の生地(市松)は、軽やかでサラサラと肌触りも良く、通気性に富んでいる。

 デザイン賞には106点の応募があり、34点の入選作品を選出。その中から入賞作品を選んだという。電話075―451―1797。


東京で専門店研修会を実施

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 幸せプロダクションは12月中旬、鈴乃屋上野本店、銀座もとじ、信貴屋を訪ねる研修会を実施しました。鈴乃屋では平田昇消費者相談室室長と関口茂敏商品部長に面談し、銀座もとじ・信貴屋はそれぞれ社長に話をお聞きし、交流しました。

 鈴乃屋は、先に開いた京都での大型催事「きもの紀行」が盛況に終了したこと、小泉清子名誉会長が毎年NHK大河ドラマの時代衣裳考証(今年は「平清盛」)を担当していることから、その苦労話などを伺いました。
実は、今回の研修会に買い手代表として茨城県古河市の郵便局長・飯島規恵子さんをお呼びしました。きもの愛好家の飯島さんは、鈴乃屋銀座店のお客さまでもあるので、話が盛り上がり「今は5軒のお店とお付き合いしていますが、やはり社員さんの人柄のいいお店が一番ですね。銀座店の方にはいつもお世話になっております」。

 銀座もとじの泉二弘明社長は21歳でこの業界に入り、30歳で独立しようと決意する。その間にやったことは、人脈づくり。開業医の仲間を集めて野球部をつくり、夜は飲み会で顔を売ったそうです。それを1年間続ける。そういう地道なことを続けながら、銀座に店を開くことになります。

 お医者さんの世界で勉強になったことは、カルテだったといいます。患者1人ひとりのカルテを見て、きものカルテをつくったのです。お客さまが何を購入したのかが一目瞭然で判るきものカルテ。「すべて写真を撮ってあるので、当時のファイルを見て涙を流す方もいらっしゃいます。カルテを見ると感動しますが、そこが私の原点です」。飯島さんがきものの魅力にはまり、最初に行った店が銀座もとじだそうです。泉二社長とは面識もあり、今回久しぶりの再会でした。

 信貴屋の郡成憲社長は、今は商品を販売する前に「1人で着られるようにしていくことが大事」という話をされました。同店では早比楽(さくら)美装きもの学院の前結びを積極的に展開し、生徒さんも年々増えてきているといいます。「私どもは昔から後ろ結びをやっていましたが、佐藤比早子総学院長との出会いから前結びの素晴らしさが分かりました。多くの方にその良さを知っていただければと思います」。


1月15日に「KIMОNО倶楽部」106例会


 
 染織近藤(岡山市、近藤典博社長)が事務局をつとめる「KIMОNО倶楽部」(西川邦子部長)は1月15日、106例会をアークホテル岡山で開く。

 今回は“呉服(五福)でHAPPY・お祝いの会”と題して、それぞれの家族に嬉しいこと、良いことがあった方々のお祝い会としている。例えば、子供の誕生、七五三、入卒、十三参り、成人式、帯祝、還暦、結婚式、表彰、叙勲などの思い出を語りながらお祝い膳を楽しもうという趣向で、会場には神社も設営する。「記念写真を撮り、ご家族や友人にも参加いただきハッピーな会にしたいと思います」。
 
 会費は5000円。問い合わせは、電話086―226―5298。


















幸田美智子さんが講演

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今まで以上に手間ひま、心をかける


「今は、手間ひま、心、愛情を2倍、3倍かけて行動すること。1日の終わりがお客さまにとって本当に良かった、お客さまが『ありがとう』と言って下さる、その喜びの波動が大事になってきました」

きものプロデューサー・衣裳コーディネーター・きもの研究家として活躍する幸田美智子さん(京都・嵯峨野嵐山在住、オフィス華門代表)は、オリジナルブランド「さがの翠らん」「四季の詩ごろも」を手がけ、小売店主催のパーティーや講演会などで全国を巡り多くのお客さまの支持を得ています。社員研修、着付けプロ養成講座、文化教室などの講師をつとめておられ、歌集『いとほしくかなし』(白川書院)、『衣のことば』(宮帯出版社)、『幸田美智子きもの大学』(アイビー長崎)などを出版。今回、幸せプロダクションの勉強会で講演をしていただきました。

 東日本大震災の後、東北の小売店で講演会の仕事があったとき、「お客さまが来てくださるのかどうか心配していましたが、たくさんの方に来ていただきありがたいなと思いました…。半年後、福島県郡山に行ったのですが、震災で大変だったにも関わらず、社長さんがいい顔をされていて、感動いたしました」。

 昨年は東北が未曾有の惨事に見舞われ「きものどころではない」という見方もありましたが、幸田さんの指摘のように、震災後今まで以上に手間ひまと心をかけたお店が頑張っています。「講演会をしますと、お客さまからお礼のお手紙をいただきます。初対面の方でも前から知っている人みたい…と言われます。嬉しいですね」。
最後にお客さまと接するときの秘訣について教えていただきました。「自分から笑顔。褒め言葉目線でちょっとしたことを褒めることが大事です。そうするとお客さまとの会話がスムーズになります…」


プロフィール

幸せプロダクション

Author:幸せプロダクション
■プロフィル

大阪市生まれ。法政大学文学部卒業。日本繊維新聞京都支社編集部記者として呉服、ブライダル、テキスタイル、アパレル、ジュエリーなどを担当。現在、PR現代の雑誌「ネクスト」副編集長。


■実績

〈新聞〉

・連載「私の歩んだ道」
その1.小川甚次郎(小川会長)26回(1990年)
その2.市田ひろみ(服飾研究家)22回(1991年)
その3.佐藤比早子(美装きもの学院総学院長)28回(2000年)

・連載「わらべの旅」(加賀友禅作家・由水十久の生涯)66回(1992年)
・連載「伊勢型紙を生きる」(伊勢型紙の歴史と現在の状況について)33回(1997年)

〈論文〉

「“町づくり”からきもの振興を」(懸賞論文第1席)1995年2月
(全国和装産地市町村協議会主催「きもの振興に関する提言論文」

〈著書〉

『手技の魂にふれて 伊勢型紙を生きる』(1998年11月15日、日本繊維新聞社発行)
『極める』(2005年5月13日、教育研究所発行)
『幸せコーディネーター』(2008年4月15日、幸せプロダクション発行)

〈講演会企画〉
・「シルクロードに魅せられて」(2004年12月、講演者=染織研究家・名和野要)
・「万葉の花――こころ花の如く」(2005年12月、万葉の花研究家・片岡寧豊)
・「幸せコーディネーター」(2006年12月、幸せコーディネーター・山本克恵)
・「カラーに魅せられて」(2007年7月、カラーワールド社長・門園富美子)
・「元気が出るおしゃれ」(2008年12月、トータルファッションプロデューサー・横田仁美)
・「おもてなしの心」(2009年9月、神戸クルーザーコンチェルト社長・南部真知子)

〈パーティーなど企画〉
・おしゃれパーティー春の宴(2006年4月から毎年1回)
・おしゃれバザール(2007年12月~2009年12月、計3回実施)

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